節 分 会(厄除け祈祷)
立春を過ぎ寒さも和らぎ梅の花が咲き、かぐわしい香り漂う、
二月十一日の祝日、午後一時三十分より谷田真覚上人、田中常行上人、
上田常信上人をお迎えして節分会法要が執り行われました。
豆入れから始まった準備も、奉仕の皆さんのご協力によって準備万端、
参詣者の皆様をお迎えできる態勢が整いました。
又、今回は裃を神戸支院の次に、お借りする事になり当日、
田中常行上人が直々に車で持参して頂きました。本当に有り難うございました。
開始時間前には子供さんをはじめ大勢の方のご参詣を頂き、
宝前は皆さんの笑いと笑顔で賑やかです。一時三十分谷田真覚上人導師の許
節分会法要が執り行われました。
その後、谷田真覚上人のご法話を拝聴させて頂きました。
「堪忍を破って徳をする事はないですよ。
反対に破らせた人にも罪を負うことになりますよ」
「人の為に供養が出来る人となりましょう」と、
思いやる心の大切さを分かりやすくお話をいただきました。
休憩をはさみ、節分会厄除け祈祷が厳修されました。
宝前の前には1回目の厄除け祈願者の方々が、裃姿に着替えて升を抱え
緊張気味に椅子に並んで祈祷を待っておられました。
会場内は子供さん達が大きな袋を広げて、落ち着かずに今か今かと
嬉しそうに待っています。谷田上人導師の許、木剣の響き、
そして熱のこもった読経に身も心も引き締まり罪障を
洗いながされたような感じさえ致します。いよいよ豆撒きの始まりです。
お上人の「福はー内」の発声と共に歓声があがり「福はー内、福はー内」と、
福豆や色とりどりのお菓子、五円玉などが飛び交います。
「こっち、こっち」あちらからも、こちらからも歓声があがり、
子供達のかん高い声が堂内に響き渡り雰囲気が一段と盛り上がり熱気に包まれました。
2回3回と祈祷の読経は続き、総撒きには、皆さんの身体が左右に伸びて福を掴もうと
必死の奮闘ぶりでした。撒く人、拾う人、大人も子供も共に喜び、
元気な笑顔で溢れていました。今年も幸せの福を頂かれた事と思います。
研修棟では、おうどんの御供養と、お楽しみ福引きが用意されています。
並んで順番を待つ子供さん達の嬉しそうな顔、「何が当たるかな」
皆さんそれぞれに楽しんでおられました、会話を楽しみながら温かいおうどんを
頂かれた後、福袋やお供養を頂かれて喜んで帰路に着かれました。
今回の節分会にご奉仕を頂きました皆様、有り難うございました。
進行がスムーズに行うことが出来たのも皆様のご協力のお陰と感謝しています。
これからも皆さんに喜んでご参詣して頂けるように、お手伝いをさせて頂き、
喜びを集めて徳の人となれるように精進をしていきたいと思います。
(通信員)